コラム

 

看護師として働くメリット・デメリットを解説!魅力や苦労など

白衣 女性

看護師という職業は、国家資格を要する重要な役割を担い、長い歴史を通じて常に人気を集めてきた職業です。
病院やクリニックにおいて、看護師の存在は多くの人々にとって心強い支えとなり、誰もが一度はそのお世話になった経験があるかもしれません。
しかしながら、この人気のある看護師という仕事には、魅力と苦労が共存しています。

 
この記事では、実際に看護師として働く上でのメリットとデメリットに焦点を当て、その両面を詳しく解説していきたいと考えています。
将来看護師としての道を選びたいと考えている皆さんは、ぜひこの記事を参考にして、具体的な職場のイメージを描いてみてください。

 

看護師として働くメリット

看護婦のポートレート
看護師という職業には、魅力的な面がたくさんあります。
人々の役に立ち、直接支援することができるため、そのメリットも数多く存在します。
まずは、看護師として働くことのメリットについて詳しく見ていきましょう。

 

社会的需要が高い

まず、看護師の魅力の一つとして、その職業が社会的に非常に求められている点が挙げられます。
現在の日本では、少子高齢化問題が広く報道されています。
総務省の調査によると、2030年には日本の人口の約3割が高齢者になるという「2030年問題」も広く世間で議論され、非常に問題視されていますね。
このような状況から、医療現場で働く看護師の需要は非常に高まっており、今後も需要は持続すると予想されます。

 
また、AI技術の進化により、一部の業務が自動化される可能性も世間では出てきています。しかし、看護師のように人々と直接コミュニケーションを取り、複合的なスキルが要求される職種はAIには置き換えが難しいとされています。
したがって、看護師の仕事はこれからも希少価値が高く、社会的に重要な存在として位置づけられることでしょう。

 

給料が比較的高い

看護師は比較的給与が高い職業であることもメリットの一つです。
下記は、看護師の給与情報についてまとめた表です。

 

平均年収 508万円
月間給与 主35万1,600円
初任給(高卒+専門学校課程) 26万3,711円
初任給(大学+専門学校課程) 27万1,730円
勤続10年の看護師月給(非管理職) 32万4,446円

出典:①厚生労働省: 令和4年賃金構造基本統計調査 (e-stat.go.jp)
   ②日本看護協会:看護師の基本給与額、税込給与額(全体) (nurse.or.jp)

この表からも明らかなように、看護師の平均年収は500万円を超えており、他の職業と比較しても比較的高い給与水準と言えます。

 
さらに、勤務する部署や勤務形態によっては特別手当などが支給されることもあり、給与アップのチャンスも十分にあります。また、管理職になれば年収600万円を超えることも十分に可能性があるでしょう。

 

福利厚生が充実している

看護師の仕事は福利厚生が充実している場合が多いのもメリットです。
病院やクリニックの運営母体にもよりますが、なかには公務員に準じる待遇の場合もあります。

 
また、男性看護師の存在も年々増えてきていますが、看護師は女性に多い職業でもあります。
女性は、結婚や妊娠などでライフスタイルが変わることが多いため、そのような状況でも仕事を続けやすい環境を提供する病院が増えています。

 
例えば、多くの病院では保育園を併設していたり、時短勤務の制度を取り入れていたりなど、ライフスタイルが変わった後でも継続して働き続ける環境づくりに力を入れています。

 
福利厚生の充実は、看護師として働く際の大きな魅力の一つです。
家庭や個人の状況に合わせて柔軟に働き方を選べるため、充実したキャリアを築いていくことができるでしょう。

 

人から感謝される

世の中の多くの仕事は、誰かの役に立つためのものですが、看護師の仕事は特に直接的に患者さんと関わります。
病気や高齢の方々の支えとなるため、日常的に「ありがとう」という言葉や感謝の表現を受けることも多いでしょう

 
自分の看護が患者さんから感謝されたり、その笑顔を見ることは、非常にやりがいを感じる瞬間です。

 

看護師として働くデメリット

考える女性
メリットについて考えてきましたが、次は課題やデメリットにも目を向けてみましょう。 良い点と悪い点をバランスよく考慮し、自身が納得して看護師の道を進むことが大切です。

 

勤務時間が不規則

看護師の仕事には夜勤があるため、勤務時間が不規則になりがちなのはデメリットです。
夜勤は通常、夕方15~16時頃からスタートし、翌日の9~10時頃までの長時間勤務となります。
また、月に3~4回程度は夜勤をこなす必要があり、これがライフバランスの崩れや体力的な負担を感じさせる要因となることもあるでしょう。

 
ただし、夜勤の後は必ず翌日が休みになるため、その反動でしっかりと休息がとれるのも特徴です。
また、夜勤手当が高額に設定されているため、夜勤専従として働く看護師も少なくありません。
夜勤に慣れてくると、明け日を有効に使えるようになり、休みが増えたような感覚を持つ人もいるようです。

 

体力的な負担が大きい

看護師の仕事は体力的な負担が大きい一面もデメリットとして挙げられます。

 
特に、看護師は自分よりも体格の大きな方への身体的介助を行う必要があります。
そのため、力を必要とする状況が多く、その結果、腰痛を抱える看護師も珍しくありません。

 
体力的な負担を軽減するためには、看護師自身が自己管理に努めることが不可欠です。
適切なポジショニングや力の使い方を学ぶことで、腰痛や他の体の不調を予防することができます。

 

土日休みが少ない

病院に入院している患者さんは土日もケアが必要なため、看護師は基本的に土日も出勤する必要があります。
この事情から、完全な土日休みを取ることは難しく、多くの場合はシフト制を採用して交互に休みを取る形が一般的です。
そのため、友人との予定を合わせるのが難しいこともあります。

 
一方で逆に平日に休みを取ることができるため、混雑を避けて公共の場所を利用する際には、比較的快適に過ごせるメリットもあります。

 
また、病院以外の医療機関、たとえばクリニックなどでは土日に診療を行わない場所も多いです。
そのため、メリハリをつけて働きたい方にとっては、診療所などを選択することも一つの選択肢となるでしょう。

 

専門職のため、転職のハードルが高い

看護師の経験やスキルは医療分野に特化しているため、他の職種への転職のハードルが高いというのもデメリットとしてあります。

 
しかし、看護師として培ったコミュニケーション力やチームワーク、ストレス耐性などのスキルは、他の職業においても貴重な要素となる場合があります。

 
また、マネジメントスキルなどを持っていれば、看護師以外の職業に転職する可能性も大いにあるでしょう。
転職のハードルは高く感じられるかもしれませんが、計画的に転職活動を行えば問題を乗り越えていくことができます。

 

看護師になるメリット・デメリットをチェック

指差しをしている30代の女性看護師
いかがでしたか。この記事では、看護師として働く際のメリットとデメリットについて詳しくご紹介しました。
看護師の職業は華やかであり、やりがいに満ちている一方で、もちろんデメリットも存在します。
しかし、デメリットを自分なりに捉え直すことで、克服可能な課題として捉え直すことができるでしょう。
看護師としての道を選ぶ際には、メリットとデメリットをバランス良く検討し、自身の志向や適性に合った選択をすることが重要です。

 
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