コラム

 

理学療法士の休みは多い?少ない?年間休日数の平均を紹介

介護イメージ
理学療法士を目指す方の中には「年間の休みがどのくらいあるのか」「休日はいつなのか」など、気になる人も多いのではないでしょうか。
 
理学療法士の休みは勤務先によって異なり、土日休みや週休2日制があります。年間休日の平均日数は、110日程度と、多くのサービス業と同じくらいといえるでしょう。
 
この記事では、理学療法士が年間に取得している休日数の平均について詳しく解説します。勤務先ごとの休日についても紹介するので、理学療法士の仕事に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

 

理学療法士の休みは多い?少ない?

理学療法士
仕事を選ぶとき、「休みは多いのか、少ないのか」というのは重要な部分です。とくに理学療法士のような医療職は、休日も働いたり、たくさん勉強しなければいけなかったりして、休みが少ないイメージを持つ方も多いでしょう。
 
しかし、理学療法士の休みは一般的な企業と比べて、極端に多い、少ないことはありません。例えば、病院に勤める理学療法士の休日の日数は、平均的な数字です。
 
理学療法士の休みは、働く施設の形態によって大きく異なります。一般企業と同様に「土日・祝日休み」としている職場やシフト制で「週休2日」の職場もあります。シフト制が導入されている職場では、曜日に関係なく土日が休みとなることもあれば平日が休みとなる場合もあるでしょう。
 
このように、職場の雇用条件や個人の働き方によって変わるため、一概に「理学療法士の休みは日数が少ない・多い」とは言えないのです。

 

理学療法士の年間休日数の平均

医者とカレンダー
理学療法士の年間休日数の平均は「110日程度」と言われています。一般企業の年間休日数の平均と比べると、若干少ないですが、すべての病院や施設にあてはまるわけではありません。
 
クリニックの休診日を「週2日と祝日と夏季・年末年始」(例:休診日 日曜・月曜・祝日+夏季休暇+年末年始)にしているようなところでは、年間の休みが120日を超える場合もあります。
また、看護ステーションやリハビリステーションで、理学療法士の休みを完全週休2日制+祝日としている場合もあり、勤務先の探し方次第で、自身の望む休みの日数を確保できるでしょう、
 
シフト制などの場合、休み日数の確保は出来ても長期休暇が取れるか心配になることもあるかもしれません。
しかし、2019年4月の労働基準法改正により、医療機関においても年10日以上の有給休暇が付与される従業員には年5日間の有給休暇取得が義務付けられているので、通常の休みと有給休暇をうまく組み合わせることで、長期休暇の取得も可能といえるでしょう。

 

理学療法士の休日はいつ?

曜日
理学療法士の休日は、勤務先によってさまざまです。入院患者さんのいる病院では365日リハビリを提供している場合もあるため、土日に休めないところもあります。ここでは、下記4つの勤務先に分けて休日や長期休暇の取り方を紹介します。
 
・病院
・クリニック(診療所)
・介護施設
・訪問看護ステーション
 
休日や長期休暇の取り方は病院や施設によって異なります。必ず勤務先へ休日の取り方を確認しましょう。

 

病院

病院にもさまざまな勤務形態があるため、それぞれで休日の取り方が異なります。病院の種類別の休日の取り方は、下記のとおりです。
 

病院の種類 休日の取り方 長期休暇の取り方
回復期 シフト制で週休2日 長期休暇は職員間で時期をずらす
生活期(維持期) 土日・祝日休み 長期休暇は職員間で時期をずらす

病院の場合は、入院患者さんがいるため全職員が同時に長期休暇を取るのは困難です。そのため、職員間で希望を取り、時期をずらして長期休暇を取る場合が多いでしょう。長期休暇をまとめて取るのが難しい場合は、休みを分けて取得する方もいます。
 
病院によっては、夏季休暇や冬季休暇などの特別休暇を設けていないところもあります。このような場合は、通常の休日と有休やリフレッシュ休暇などを組み合わせて、長期休暇にすることが必要です。

 

クリニック

クリニックは、土曜日の午前にリハビリを行っている場合が多く、「日・祝日休み」が一般的です。水曜日や土曜日の午後から休診となっているクリニックでは、理学療法士も半休となることがあります。
 
クリニックでは、担当している外来の患者さんがいたり、理学療法士の数が少なかったりするため、有休を使用して長期休暇を取るのは難しい場合があるでしょう。
しかし、理学療法士が勤務する診療科は、整形外科や脳神経外科が多く、このようなクリニックでは夏季休暇や年末年始休暇を設定している場合も多いので、そこで長期休暇を取れる可能性があります。

 

介護施設

介護施設は入所している方がいるため、365日営業しています。ただし、土日のリハビリは休みとしている場合が多く、理学療法士は土日が休日になることが多い傾向です。
 
一般の企業と同じように「土日・祝日休み」が多い介護施設は、プライベートな時間を取りやすいのが特徴と言えます。
 
職員同士で時期をずらす必要はありますが、有休や土日休みを組み合わせることで、長期休暇を取ることもできるでしょう。

 

訪問看護ステーション

訪問看護ステーションに在籍している理学療法士は、そこから訪問リハビリに向かいます。訪問看護ステーションは、月〜金曜日で営業している場合が多いです。そのため、一般企業と同じように土日休みになるでしょう。
 
しかし、長い期間、利用者さんのリハビリを休むことはできないので、一般企業のように長期の休みが取れない場合もあります。
 
ただ、訪問看護ステーションが、お盆や年末年始を休業にしている場合もあるので、介護施設と同様に、プライベートな時間を取りやすいのがメリットといえるでしょう。

 

理学療法士は有休を取りやすい?

カレンダー
理学療法士の有休の取りやすさは、勤務先や職員の人数、リハビリの提供内容などによって異なります。
 
リハビリは継続的に行わなければいけないため、代わりにリハビリを行ってくれる他の理学療法士の人数が多い職場では、有休が取りやすいです。しかし、理学療法士の人数が少ない職場の場合は、自分が休むことで他の理学療法士の負担が増えるため、有休が取りにくい可能性があるでしょう。
 
しかし、現役の理学療法士さんの声を探してみると、緊急性の高いリハビリは多くない為、有給はとりやすいと考えている方もいます。
とはいえ、現実的には就職先によって考え方が異なることがあります。求人票に有給消化率を記載しているところも増えてきているので、そういった記載もしっかりチェックしてみましょう。

 

理学療法士の休日について

理学療法士
理学療法士の休日数は、勤務先によって異なります。病院や介護施設のように、365日営業している施設もあれば、クリニックのように土日休みとしている場合もあるため、理学療法士の休日の取り方は勤務先によって変化します。
 
年間の休日数の平均は110日程度であり、一般企業と比べると若干少ないです。しかし、すべての病院や施設にあてはまるわけではなく、年間の休日数が120日を超える勤務先もあります。
 
また、休みの取りやすさは勤務形態や職員の人数、リハビリを提供する頻度などによって異なります。前述の通り、緊急性があるリハビリというのは多くない為、理学療法士が多く在籍する職場では、メンバー内でスケジュールを調整することで、休みも取りやすいといえるのではないでしょうか。
 
このように、理学療法士の休日は職場の勤務形態や職員の数などに影響されるため、自分の理想的な働き方に合っている職場を選ぶことが大切です。
 
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